2019/05/15 04:38

新人の銀行員は大変ですよね。人生で一番のゆったりした大学を卒業後、


いきなり規律や上下関係の厳しい銀行業界に飛び込んできて、入って


みたら外から見ていた銀行のイメージとは、随分かけ離れていたのでは


ないでしょうか。あまりのギャップに驚いたのでは、私も実際に大変な思い


をしたので今でも、はっきりと覚えています。


特に、新人時代に、内勤から外回りの営業になった時の大変さを痛感


しました。


外回りの初日に、バイクで先輩営業の後をついていったのですが、


仕事を覚える前に先輩のバイクの運転についていくのが精一杯で、


帰ってきたらぐったりで、外回りの営業はこんなにも大変なのだと


実感したのを、20年以上前の事ですが、はっきり覚えています。


それぐらい衝撃でした。


今から銀行員になる方や既に銀行員の方の大変さは私も経験済


で痛いほどよく分かります。


超低金利時代での他行との金利競争は、本当に大変だと思います。


その影響で、どの店舗も人員は最小人数での運営で今まで3人でして


いた業務を2人や1人でするようになるのは当たり前だと思います。


新人でも、各支店に割り当てられる数字は同じ1人として


カウントされるので、もし取れなかったら先輩などから言葉には出さなく


ても、冷たい態度や、下手したら怒鳴られたり、辛い経験をされている


若手銀行員も多いのではないかと、心が痛く共感してしまいます。


そして少しでも、助けてあげられればと思いで、㈱MSCという法人を起ち上げ


ました。私の銀行員時代の経験が、今から銀行員になろうとしている


人や、経験が浅く苦しんでいる銀行員に役立つのではないかという


思い出、法人を設立してみました。


私の銀行員として18年の経験(最年少38歳で支店長)のノウハウを


新人銀行員で身に着ければ、今まで先輩風をふかしていたベテラン


銀行員に負けないような実力をつける事ができるし、


先輩よりも結果を出して支店長などからも褒められる新人銀行員


になることもできます。そして私もこのブログを見て頂いた


あなたが銀行員として成功することを切に願っています。


実際に人前で話すのも苦手だった私ができたので、誰に


でもできるようになります。一つだけ確かな事は


ただひたすら頑張って努力するだけでは、良い結果には繋がりません。


私は小学校、中学校では、サッカー部に所属して、


高校から硬式テニスを初めました。スポーツ全般は大好きです。


よく仕事もスポーツに例えるのですが、習い事なら何でも結構なのですが、


スポーツや習い事も最初に、いい指導者やコーチに教えてもらって、しっかり


と理にかなったフォームを身に着けて練習をどれだけ繰り返すかで


上達の度合いが違ってきますよね。スポーツでも習い事でも上手


な人から見ると、下手な人の悪いところがよく見えるものです。


間違ったフォームでいくら多くの練習を積んでも、上手くなる限界


があります。銀行の仕事も、他の仕事もそうですが最初の


仕事の基本や型をしっかり身に着けていないと、間違ったフォーム


でいくら努力しても、結果には限界があるという事です。


このような事は多くの銀行員は、理解していないし、また普通の


人は考えてもいないと思います。そして気づかずにただ苦しんでいる


方が本当に多いと思います。


一つ言えることは、銀行から与えられたノルマも出来るだけ近道で


達成する方法があるという事です。それは営業の基本を覚えて


応用していけば、人並み以上の結果を出す事ができるという事です。


これは新人だから、ベテランの先輩には勝てるはずがないでは


なく、しっかりとした基本を押さえて、正しい方法で努力を積み重ねる


と先輩を超える成果を出す事ができるようになります。


銀行の営業は若くても、しっかりとコツを押さえれば、5年目、10年目


先輩よりも大きな実績をあげていけるようになります


私は、営業力は「人の心をつかみ、動かすこと」と定義していますが、


本物の営業力を身に着けると「お客さんの心をつかみ」信頼され、


社内でも上司や同僚の信頼も勝ち取り、同期の銀行員よりも


早く出世できるようになります。頑張ってください。応援しています。


 ㈱MSC 上村洋一